最近クモが巣を作るのを眺めています。
彼らは8本の足を駆使し、まるで機織りの様に巣を作っていきます。
最初にまず1本の長い糸を垂らしながら、上から降りてきます。
きっとその糸が風でどこかにつくのを待っているのでしょう。
そして2ヶ所の間に糸を一本張ると、今度はそれを足がかりにして、少し横にもう1本張ります。
その要領で10?20角形の様な円状にすると、今度は中に糸を張り巡らせます。
外側から順に、円を描く様にまわって糸を張っていきます。
このときの動きが機織りに似ています。
しかし、たくさんクモがいると、ほとんど餌がかからない巣と、こんなにとっても食べれないんじゃないかなって位の餌がかかっている巣があります。
大体虫が良く飛び交う蛍光灯の近くに巣をはったクモがたくさんの餌を手に入れています。
町中に蛍光灯がついたのはここ数十年のことです
クモはその変化に柔軟に対応した勝者といっても良いでしょう。
そして逆に飛び交う虫達は、本能的に光に向かうことでクモの餌食になったり、光で虫を集めて焼く機械でジュっと焼かれてしまったりしているのは、まだ世の中の変化に対応出来ていないという事でしょうか。
いつの世にも勝者、敗者が存在するものですね