朝一で電話が鳴った。 専門学校の運転手さんだ、「もしもし 良くかんがえたんだけど 俺はやっぱり一人で暮らすよ」「ああそうですか またどうしたんですか」
「実は俺あんたには言ってない事があったんさ、中国人との結婚は3回目になるんだよ」
「え?3回目ですか それはちょっと多いですね」 あんたの近くの相談所に頼んだら」
「ああ あの市役所の裏の」「そう 女の社長のとこさ」 「そこで勧められて 結婚半年で別れたの、あんまり金、金って言うんで追い出した、そこで女社長に文句言ったら別な女を紹介して
くれたのさ」 「そうですか大変だったんですね」 「最初の日本人の女房は飲み屋をやっていて ヤクザと浮気して俺の貯金全部注ぎ込んだのさ」「挙句の果てに裁判さ」 聞
けば聞くほど入り組んでいて、当社もしり込みしそうな話だった