母が90歳で25日に亡くなった。
母の女学校時代の親友に死亡の連絡をした。
母の友人だから90歳、電話に出ない。
きっと入院してるのだろうと見当をつけた。
昨日は五回電話、今日も二回。
突然出た、「もしもし どなた」少し若い声
「新潟の〇〇です」「あ、おじさんですか、美音子です」
彼女とは五十年会っていない。
セラー服の高校時代だった。
綺麗な娘だった。
その叔母さんは息子と主人を亡くし、ひとり暮らし
娘はその叔母の兄の子、その後兄も亡くなり結婚もせず天涯孤独。
その彼女が電話にでたのだ。
「入院中なので、夕方連絡つけます」
「もう 母は居ないので、急がなくていいです」
わたしの中にはセーラー服の彼女しかいない
新たな希望がむくむくと湧きあがってきた。
品川駅の階段を昇らなくては、
リハビリの目標が出来た。