第二次大戦前までは、黒龍江の正確な地図は無かったそうです。
図書館で中国に知識を少しでも増やそうと、いろいろ満州の事を書いた本を5冊も借りて
きました。
そのなかで戦前の満州地図測量班の体験談を書いた本を見つけました。
ハルビンを基地にして半年分の食料を馬車に積んで、奥地に出かけます。
米味噌などは積んで行きますが、野菜肉などは鹿などを撃ち、魚は当時の蒙古人は
全く食べないので入れ食いで何樽も採れたと書いています。
三角点を決めて、あとはどうやって地図を作るのか説明されてもわかりませんが、
蒙古では起伏が全くなく等高線が書けないと言っています。
アブに襲われ馬が血を吸われすぎて死んでしまったとも書いてあります。
今は開けた黒龍江省も昔は大変だったことが偲ばれます。